Posted : 2021/05/04 RePosted:2022/03/26

<aside> 💡 Rclone は微妙に安定しなかったため、現在は OneDrive のファイルオンデマンドを利用しています。 普段使いであればこちらの方が安定性は抜群で利用しやすいかと思います。 ただし、ファイルを大量に移動したりする場合は微妙です…

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ありきたりな記事だと思ったら大間違い。

今回は Windows に内蔵されたネットワークドライブとしてのマウント方法ではなく、Rclone と WinFsp を用いたマウントをしてみました。

標準のマウント方法との違い


まずは、Rclone & WinFsp でのマウント方法と、ネットワークドライブのマウント方法の違いと利点を説明していきます。

ネットワークドライブのマウント方法は WebDAV と言われるプロトコルで接続を行います。

OneDrive for Business (Sharepoint) においても、WebDAV で接続を行うことはできます。

しかし、この WebDAV での接続では、セッションタイムアウトが発生しやすく、プロトコル上どうしても回避出来ない容量制限など多くの問題点があります。(参考ページ)

今回取り扱う Rclone & WinFsp でのマウント方法では、これらの問題に悩まされること無く、比較的安定して OneDrive へアクセスする事ができます。

<aside> <img src="https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/52267622-3081-4a2a-8833-8c0a857c9287/Blank.png" alt="https://s3-us-west-2.amazonaws.com/secure.notion-static.com/52267622-3081-4a2a-8833-8c0a857c9287/Blank.png" width="40px" /> 細かいプロトコルの話は僕の知識量ではよくわからないんですが、どうやら Rclone での接続方法は WebDAV とは違うプロトコルを用いていると思われ、『Office365 Education』のアカウントでは、Rclone であっても WebDAV でしか接続できないから、WebDAV で接続してねー と Web ページに書いてあります。

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アクセスに対しての応答速度はあまり早くないので若干もたつきはあるものの、R/W のシーケンシャル速度は早く、上記の問題が発生しないことも含めて実用上かなり良さそうです。

※ ただし、応答速度の遅さが著しい時もあるので、ある程度割り切って使ったほうがいいです。